小学校の頃の同級生に誕生日おめでとうって伝えた。
返事はなかった。
まあ…もう会うことはないだろう。
面白い事に彼の二週間後が自分の誕生日だからもしかするとそこで声をかけてくれるかも?
そんな期待をしつつ、それでも会う機会はないだろうなあって思う。
なんか30を超えたせいか、小学生の頃の事が遠い昔のまるで前世の頃の話のような、違う作品のストーリーの様なそんな感じがするんだよ。
学生の頃数千人人いたはずの人間と滅多に関わることがないせいなのか。
しかし、そんなことある?
小中高と今に至るまで県外からは出てないんだよ。
それでも一年に一回くらいかつての同級生と会ったって良いじゃない。
自分は、名前は知らずともみんなの顔は大体知ってるし。
もしかして、みんな消えたのかな。
それはそれで別に良いんだけど。
みんなが消えたと言うよりも、みんなの中から俺がとっくにいないってだけか。
それでも良いけどね。
俺もいないから。