ブログ屋寿司

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大人も子供も

MOTHER2ってゲームが好きだ。

小さい頃唯一クリアできたゲームがMOTHER2だった。

MOTHER2のキャッチコピー

「おとなもこどももおねーさんも」

いいですよね。

 

友達になる人は大体MOTHER2をやってるし去年結婚した奥さんや奥さんの家族もMOTHER2をプレイいた。

もしかしたら自分と知り合う人間は全てMOTHER2をプレイしているのかもしれない。

MOTHER2には魅力的なキャラクターがたくさん出てくる。

それこそ「おとなもこどももおねーさんも」みんな魅力的だ。

自分が今まで知り合ってきたおとなやこどもやおねーさん、今までどんな魅力的な人がいただろうか。

年齢別に思い返してみたいと思う。

 

0歳 おにーさん

覚えてないけど、だいぶ年上の従兄弟と一緒に写ってる写真ですごく不愉快な顔をしてベビーカーに乗ってる自分がいた。従兄弟のことは今でも嫌いじゃないけど何故か当時苦手だったんだろう。0歳とは思えない程眉間にシワが寄っていた。

3歳 こども

やっぱり、あまり覚えていないけど家族と家族の知り合いと出かけた。向こうには自分と同い年くらいの女の子がいた。歳が近い同士仲良く遊んでいた気がする。大人が離れたところで2人きりになった時に何故かキスをされたのを覚えている。顔も思い出せないけど今思い出すとドキドキする。

5歳 おじさん

家族と親父の田舎に出かけた時、車が故障して止まってるのを発見した。親父はお節介大好き人間なのですぐに車を止めて話しかけに行った。車からロープを出して近くの車屋かどこかまで牽引してあげると何故かおじさんは俺に近くの道の駅でマリオカートの有線のラジコンのオモチャを買ってくれた。なんでオモチャを買ってもらえたのか分からなかったので当時怖かった記憶がある。今考えると、そうねお礼ね。

7歳 おじさん

習い事をさせたかった母親は俺に剣道を始めさせた。俺は剣を振り回せるなんて最高だなって思ってウキウキで剣道を始めた。けど、剣道ったら礼儀とか気合いとかまあとにかく厳しいったら今日の俺があるのもこの時のお陰なんですけどまあ厳しい。自分のような年少組を教えてくれてただいぶおじさんの先生は見た目にかなりインパクトがあった。白髪のチョンマゲだ。そしてガチャ目だった。今だと問題になるかもしれないけどふざけたりすると竹刀でぶっ叩かれる。恐怖だった。初めて大人を嫌いになった瞬間だった。今思うと殴られて仕方ないくらいに集中力がなかった…先生ごめんなさい。

9歳 おにーさん(変態

ある時家族でスーパー銭湯に行った。弟と親父と男湯に入った。親父は俺らを置いてどこかに行ってしまう。俺と弟で風呂を全て制覇すべく探検をする。外風呂に定住の地を定めてしばらく浸かっていると視線を感じる…。おにーさんが我々のチンチンを見ている。すごく不愉快な気持ちになったので風呂を出ようとするとブロッキングされて一瞬出れなかった。怖すぎたので親父を探して合流。事の顛末を話したけど何のことだかわからねーって顔していた。怖すぎてしばらくそこの銭湯には行けなかった。今思うと変態だったんだろうな。

12歳 おばさん

この時の担任の先生はおばさんだった。暖かいけどとても厳しい不思議なおばさんだった。大人とは優しくされるか厳しくされるかそのどちらかしかない人だと思っていたけどこのおばさんは両方してくれた。頑張ればすごく褒めてくれたし悪い事をしたらそれはもうしこたま怒られた。怒られても嫌な気持ちはなかったので成長も反省もできた。初めて感じた愛情ってここかもしれないなって思った。

 

一通り思い返してみた気づいたけど「おとな」を純粋に感じられるのってこの歳くらいまでだった。だんだんと大人になっていく過程の中で気づいたら今は大人だ。心の中はまだまだ子供なんだけど世間から見たら大人だ。子供から見たらおじさんかもしれないし、まだおにーさんって思ってもらえるかもしれない。まあおじさんからしてみたらまだまだ若造なんだろう。

 

本当の意味で「おとな」になれるのはいつなんだろうなぁって思う。

 

正直おじさんやらおばさんやら挙げていけばキリがないけど一つ気づいたのは

 

「おねーさん」がいない。

 

悲しいことに俺の人生の中で知り合った「おねーさん」はいない。

 

いない。