資格を取ることが目的ではないのです...。
先程毒劇物の参考書、基礎化学の部分を眺めていて思いました。
勉強してて何が不愉快って理解できないことなのです...。
は?って思えば手は止まっちゃう。
とりあえず飛ばすけどまた止まる。
化学なんてその繰り返しで。
見たこともない物質だし聞いたことあるけど理解できない反応だし...。
とにかくその状況を打開しようと思って毎日毒劇物を書き連ねたわけ。
アジ化ナトリウムだとかクロルピクリン酸とか日常で意識したって中々出会えない物質がたくさん出てきた。
書き連ねたは良いけど中身を理解してないからあまり覚えられない状況が続いた。
しかし、毎日書き続けることによって変化が生じた!
上手く言えないが顔見知りになれるのである。
なんかこいつ聞いたことあるなって。
しかも貯蔵法やら鑑別法やらで出てくる同じ物を何回も書いてるとなんとなく共通性が見えてくる、本当になんとなくだけど。
化学式を見てこれを外してくっつけると別のになるな、とかコレは当たり前なんだけど。
鑑別法とか貯蔵法とかの中には用途とかなんとなく似たような性質のやつらが近くにいるんだよ、多分。
まあ人に教えられるくらいではないんだけど慣れることができた。
俺の策では毒劇物の名前に慣れて、基礎化学に移る。
基礎化学の何が辛いってまあよくわからない。
基礎から発展してくけど、なんていうか...
アメリカに住んでる人ですって教えてもらってもアメリカを知らない上にその有名人を全く知らないからピンと来ない、みたいな。
単純だけどいきなり固有名詞ドン!みたいな、待って待って、みたいな。
話逸れたけどだから俺の策は毒劇物の名前に一通り慣れてから基礎化学に帰ってきた。
策は成功した。
化学に対してのなんとなくの不快感が消えたし、物質名を覚えてるから陰イオンだとか塩基だとかすんなり入ってくる。
正直、勝ったと思った。
入院という時間が有り余ってる中でしかできない勉強法だったかもしれないけど、これは良いぞ。
他の試験や法律とかも先に物の名前を覚えれば良いんだ、多分。
入院じゃなくても試験前しっかり計画して時間確保して今度実践してみよう。
まあそんなややこしいことをしていて、ふと思った。
資格が欲しいんじゃなくて、暗記がしたいんじゃなくて、理解したいんだなって。
仮に試験に落ちたとしてもめちゃくちゃ勉強して理解が深まったなら満足だなって思った。
俺って資格が欲しいんじゃわけじゃないんだなーって、わかってたはずだけど言葉にできてなかった。
言葉にできたのは入院のおかげだなー。
電気工事士も危険物乙4もたまたま取れたけど電気や危険物のことを完全に理解できたとは思ってないし資格試験の範囲だけでは理解できるとも思えなかった。
ステップアップして電気工事士なら電験とか、危険物なら他の危険物やそれこそ今の毒劇物を受けるために勉強すれば理解が深まるはず。
そう思ったから申し込んだ試験だったのに忘れてたぜ。
あぁ楽しい。
勉強ってやつはすげえ。